葬儀屋のビジネスモデルについて

 私は自分でブログを書くだけでなく様々なブログを見ますけど、ちょっと面白い書き込みを見ました。かいつまんで言うと、「最近は家族葬が増えたから、葬儀屋のビジネスモデルが崩れ始めた」みたいな。

 そもそも、家族葬というのは葬儀屋の商売上生みだされた言葉で、厳密な定義はなく、葬儀屋からすると「家族を中心として執り行う小規模な葬儀」です。セレモニーの内容自体が変わるわけではなく、式場が小さくなり、香典返しや料理が少なくなります。価格は下がりますが少ないスタッフで済みますので、利益が大きく減るわけではありません。家族葬の増加で打撃を受けるのは、個人経営の葬儀屋等で、生花や香典返しのマージンを大きくとっているような業者であると想像できます。
 実際のところ、葬儀の単価は低下しているようです。これは小規模葬儀の増加よりも、今まで「消費者には本当のところはわからないから」という考えのもとに高額な費用をふっかけていた業者が、消費者の目利きができるようになってきたことで選別され、全体として適正価格に近付いていることに起因しているようです。また、遺族が小規模葬儀をしようとしてもメール等を通じて情報があっという間に広がり、結局100人を超える訪問を受けるというケースも多いそうで、家族葬自体が実際は難しいそうです。
 葬儀関係の銘柄にきちんと調べた上で投資している方ならわかると思いますが、どの会社も昨今の傾向に対応して、小規模な葬儀に適した斎場を用意しており、7578ニチリョクのようにむしろ家族葬を積極的に取り込んで業績を伸ばしている会社もあります。さらには、小規模葬儀の増加に伴って十分な利潤を確保できない業者が撤退すれば、それらを適正な利潤を確保した上で売上に取り込む事ができる企業にとっては残存者利益を得るチャンスとなります。

 もちろん、前述したような勘違いは価値と価格のギャップを生みますので、バリュー投資家にとってはチャンスとなります。同時に、自分も投資銘柄に対して大きな勘違いをしている可能性も否めませんので、他人事ではなく慎重に取り組んでいきたいと思います。

※私は2344平安レイ6060こころネットには投資していますが、7578ニチリョクには投資していません。

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 株式日記
ジャンル : 株式・投資・マネー

コメントの投稿

非公開コメント

無題

あー、それわたしも見ました
ま、ひとによって様々な見方があるってことですかね
ちなみにこころネットはもってますね

Re: 無題

毎日見てますさん、こんばんは。

成功体験が多くなると、自分の判断を過信しそうで怖いなと思いました。今回の日記は、自分に対する戒めみたいなものです。消費者のし好の変化をチャンスとできる企業に投資できれば最高です。
Access Counter
プロフィール

vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。

株式投資を始め、バリュー投資に出会うことができて、本当に運がよかったと思っています。これからも長く地味に投資を続けて行きたいです。

投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。

日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。

投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。

どうぞよろしくお願いします。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR