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ローソンEMが教えてくれたもの

ローソンHMVエンタティメント

 時々日記で取り上げる、今までの投資の中で最もショックで、最も勉強になったローソンEM。

 2009年6月、四季報を見てローソンEM(当時のコード2416)の成長性と低PERに魅力を感じ、結構大きな額をかけるつもりでした。結局買ったのは一単元。そして翌年の2月に一部の役員の使いこみが発覚し、滅茶苦茶に売りたたかれたのち、ローソンに買収されました。何せ、自分は決算を始めとして開示情報をベースに投資判断をしていたのですから、それが信用できないということは何をベースに投資をしたらよいのかと、本当にショックをうけました。同時に、自分の無知とリスクの認識不足を思い知らされました。

 ローソンEMは直前に発表されていた3Q決算も好調で、成長性も十分なビジネスモデルを持っていたと記憶しています。しかしながら持ち直しつつあったマーケットの中でも株価は低迷気味だったので、悔しいのですがマーケットにある程度の危険を察知していたと認めざるを得ませんでした。
 財務分析やビジネスモデルの分析を元に投資をし、マーケットの三スプライシングに乗じて成功した人がいるのは確かなことです。そのためにはマーケットに必要以上に翻弄されないことも大切ですが、マーケットにある程度の察知能力があることを認めたうえでマーケットに真摯に向き合う大切さをこの事件は教えてくれました。

 偉大な投資家に学ぶことは大切ですが、私にはバフェットやシュロス並みの企業調査や価値算定はできません。自分の投資方針が間違っている可能性は大いにあるので、それを貫くのは危険きわまりないでしょう。「間違っていたかも」「間違っていたっぽい」で撤退し、結果的に「間違っていたと思ったらそうでもなかった」場合は他でチャンスを掴めばいいだけです。

 勿論、「四半期決算?そんなもの気にしませんよ(笑)」と堂々と言える投資家を目指しますが、道は相当遠いですね。いや~むしろ達成できないかも。

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テーマ : 株式日記
ジャンル : 株式・投資・マネー

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No title

はじめまして。いつも楽しく拝見しております。
使い込みやら粉飾決算といったものを事前に察知するのは難しいですよね。
毛色は違いますが、東電みたいに一日でディフェンシブ株からボロ株になってしまうものもあります。
唯一の防御手段は、どんなに自信のある銘柄でも大勝負はせずに、適度な分散投資をすることなのかなぁと思っております。

Re: No title

larkstongueaspicさん、はじめまして!
リンクさせていただきましたので、よろしくお願いします。
私も以前は一部の銘柄のウェイトが過大になっていましたが、今は一つの銘柄が極端にウェイトが大きくならないようにしています。といっても、エスクリだけでポートフォリオの4分の1くらいを占めているのでリスク管理上十分とは言えませんね。

No title

こんにちは。
私も、ローソンEMかローソンかで迷っていた時期がありました。そろそろ買おうかなと思ったまさにそのときに、この事件が発生してしまい、非常にがっかりしたことを覚えています。
それ以降、ローソンも買い候補から外してしまいました。
親会社(新浪氏)が子会社役員の使い込みを察知できないようでは心もとないと思い・・・。

アメリカでもプリングルスを買収する予定だった、ダイヤモンドフーズでも会計上の疑義があったり、個人的には分散投資でヘッジするより他ない、と思っています。こればっかりは、発生確率と被害をミニマライズするより他ありませんね。

Re: No title

gonchanさん、こんにちは~
米国株ではいつも参考にさせてもらってます。
大きくかけたし、しかしリスクは……ですね。
個人投資家には調査の限界もありますし、やはり適度な分散しかないのでしょうね。
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プロフィール

vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。
投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。
どうぞよろしくお願いします。

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