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IR-7164全国保証 新生銀行と業務提携 他

 マイポートフォリオの主力である7164全国保証より2月7日付で「株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」「劣後特約付ローンによる資金調達に関するお知らせ」「格付取得に関するお知らせ」、3月5日付で「株式会社新生銀行との保証業務開始のお知らせ」がリリースされています。これらのリリースは、全国保証の今後の成長に寄与することが予想され、ホルダーとしては見逃せません。

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※2012年に全国保証を買った時の記事です。
 
 まず、「株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」は、東和銀行の100%出資子会社の東和信用保証株式会社を取得するもので、今後の東和銀行が貸し出す住宅ローンはほぼ全て全国保証が保証することになり、おそらく今までの貸し出し分(2019年9月期末:324,090百万円)もそのまま残高に上乗せされます。

 そして、何と言っても目玉が「劣後特約付ローンによる資金調達に関するお知らせ」「格付取得に関するお知らせ」です。
 全国保証が金融機関と提携し契約をとるためには、何と言っても保証能力を財務の堅牢さで示す必要があり、その為に配当性向を適正に設定し内部留保に努めてきました。私が購入した2012年当時は17%くらいだった自己資本比率も、現在は40%となっています。今回のローンは劣後特約付なので、格付け機関により資本性評価75%が付与されています。つまり、資本金に組み入れることができ、株主資本比率をさらに引き上げることができます。

 同時に、このローン債権にAマイナスの格付けが付与されています。これは、提携先の銀行が住宅ローンの貸出をする際に、全国保証の保証を付ければ、その住宅ローンにAマイナスの格付けが付与されるのと同じ事になります。
 基本的に、各金融機関は住宅ローンの保証会社を子会社として傘下にもっており、その金融機関が取り扱う住宅ローンの保証はその保証会社が引き受けます。銀行は金利をとり、保証会社は保証料をとりますから、銀行からしてみれば保証料は「金利の上乗せ」となります。仮に全国保証と提携していても、その銀行の住宅ローンの中で保証をしづらい案件(例:未進出の地域の顧客の分など)を全国保証で保証してもらうケースが多かったようです。
 しかし、今回のリリースでちょっと様子が変わりそうです。
 一般によく知られているバーゼル規制(BIS規制)では、銀行は規制上の自己資本比率を8%以上にすることとされ、その計算上で分子であるリスク資産は、それぞれの資産にそれぞれのリスクウェイトを乗じて合計します。国債などは0%、事業法人などは格付けによって変わります。個人の住宅ローンの場合、担保評価を超える金額の債権は75%、それ以下のものは35%として計算します。
 ところが、これを金融機関傘下の保証会社ではなく、格付けAマイナスを取得した全国保証が保証した債権になると、リスクウェイト75%で計算する必要があった住宅ローンを50%として計算することができます。結果的に分子を小さくできるため、規制上の自己資本比率を上げることができるのです。現在、住宅ローンは税制の影響もあって目一杯貸しているケースも多いそうで、この部分に関しては確実にメリットが発生します。

規制上の自己資本比率=自己資本÷(債権額×リスクウェイト%※) 
※リスクウェイトの%を下げれば、規制上の自己資本比率を上げることができる

 また、担保能力に余裕のあるリスクウェイト35%の債権に関してはメリットがなさそうに見えますが、今後、全国保証がAAマイナス以上を取得した場合、全国保証が保証する住宅ローン債権のリスクウェイトを20%として計算できますので、金融機関にとって全国保証に保証させるメリットが増大します。逆に、上場もしておらず、たった一つの銀行の住宅ローンのリスクを一手に引き受けている銀行子会社の保証会社が、格付けを取得するのは難しいのではないでしょうか。おそらく、今後も同様の資金調達をして、さらに高い格付け取得を狙っていると思われます。
 このリリースをみて、大きな金融機関が乗ってくるんじゃないかと思っていたところ、早速「株式会社新生銀行との保証業務開始のお知らせ」がリリースされました。新生銀行は住宅ローン比較では必ず話題になるくらい知名度も高く、1,153,047百万円の住宅ローン残高がありますが、今後、新規貸出分を少しでも全国保証の保証にしてくれればとてもいい事になるのではないかと妄想中です。

 個人株主を増やすため、優待も総会のお土産も充実、事業報告書も毎年見やすくなっています。しかし現在の株価は4000円を割っており、予想PER10倍前後となっています。10年以上保有するぐらいの気持ちなら割安だと思うのですが(涙)。

※当たり前ですが、投資は自己責任でお願いします。

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テーマ : 投資日記
ジャンル : 株式・投資・マネー

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プロフィール

vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。
投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。
どうぞよろしくお願いします。

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