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日本企業の賃金はなぜ上がらない?(以下略)

 TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。1月10日(木)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、株主への配当金と労働者の賃金の関係について解説したそうで、ツイッターで話題になりました。
----(以下、引用)-----
※本エントリーと関係ない部分を省略します。
◆株主への配当金がアップすると…
「駆け引きの関係にある」と言う、企業の株主への配当金と、労働者への賃金との関係を解説します。
生命保険協会調べのデータを見ると、日本企業が純利益から出す配当金の割合は、平成28年は28%。ここ数年は3割程度の横ばいが続いていますが、「平成19年より前はもっと低く10%台だった」とのことで、当時に比べると「(配当金の割合は)2~3倍に増えている」と言います。
それでも、アメリカ企業の配当金の割合は日本より大きく上回り、平成28年は40%にのぼります。「日本株の6割を保有しているのは外国人」とのことで、海外と日本の配当格差に対して「外国人投資家には配当金を増やしてほしいという強い願いがある」と言います。そして、日本企業は現在「(配当金の割合を)5割まで増やすことを目標としている」のだとか。
しかし、「配当金を増やすということは、賃金に回せるお金がなくなるということ」と指摘します。これが、日本が労働者の賃金を上げられない“深刻な理由”であり、格差社会が進む可能性があると示唆しました。
※本エントリーと関係ない部分を省略します。
----(引用終わり)-----
 ファンダメンタルに基づいて株式投資をまともにやっている人なら、下線部の大きな間違いに気が付き、これを堂々と地上波で流すことにオドロキだと思います。配当は賃金や借入の利息を支払い、納税した残りの純利益から分配されるのですから、配当を増やすために賃金を抑制するわけではありません。解説をしていた方はそれなりの学歴があるそうですから、それでもこういう認識であるというのは驚きですね。
 アメリカでは公務員や教職に就く人ほど積極的に資産運用をしているそうで、日本の識者といわれる人のレベルは残念な水準にあると言わざるを得ません。しかしながら、そのお陰で多くの人の誤解を招き、マーケットは未成熟なままです。米国より遥かに非効率で、それゆえ私のような凡人でもチャンスが残されていると思っています。
 そもそも資本家はリターンを得るためにリスクを覚悟で投資します。賃金と資本家の利益が相反する状況はその仕組みを採用した(=資本主義社会)時点でわかっているわけで、それが行き過ぎないように法律や最低賃金があるわけです。それを否定した社会主義がどうなったかを考えれば、完璧とは言えなくても資本主義経済はそこそこ理にかなってると思うのですが。
 そしてさらにいえば、証券会社で口座を開くだけで、資本家が本来負うべきリスクよりも遥かに小さいリスクで富を得るチャンスがあるのですから、日本は素晴らしい国です。

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vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。
投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。
どうぞよろしくお願いします。

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