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インフラファンドと出力制御について その2

 さて、この秋に出力制御が懸念されている九州電力管内に、各インフラファンドはどの程度の発電施設を保有しているのでしょうか。以下は九州電力管内の設備の比率を出力ワット数ベースで表したものです。

カナディアン・ソーラー・インフラ 85.90%
日本再生可能エネルギーインフラ 7.80%
いちごグリーンインフラ 4.90%
タカラレーベン・インフラ 2.89%

 「出力制御」とは、電力会社から発電設備に対し、パワコンからの出力を停止または減らすよう要請して、発電設備からの出力をコントロールすることです。なぜそういったことが必要なのかは専門のサイトを見ていただくとして(注:きちんと説明できないから逃げているわけではありません)、仮に無補償の出力制御(※1)が1日実施されれば売電量は365分の1、1時間実施されれば売電量は約3000分の1減少(※2)すると考えられます。実際には季節によって日照量も変わり発電量も異なるはずですが、出力制御が実施されるのは日照量がそこそこなのに冷暖房の需要が少なくなる春又は秋に実施されるため、おおよそ年中の平均的な発電量と考えて上記の数値としました。
 実際にどの程度の出力制御が行われるのかわかりませんが、九州電力管内で「丸1日、または2時間程度の制御が20日間実施された」場合、どの程度全体の売電量に影響するのかを試算してみました。
※1:話を簡単にするため、30日ルールや360時間ルールは考えずに、無補償と仮定します。
※2:1時間ですと8760分の1のはずですが、日照時間を考えるとざっくりこの程度ではないかと仮定します。

(1)丸1日の制御が20日間
カナディアン・ソーラー・インフラ 85.90%×(1/365)×20日≒4.7%
日本再生可能エネルギーインフラ 7.80%×(1/365)×20日≒0.42%
いちごグリーンインフラ 4.90%×(1/365)×20日≒0.26%
タカラレーベン・インフラ 2.89%×(1/365)×20日≒0.15%

(2)2時間程度の制御が20日間
カナディアン・ソーラー・インフラ 85.90%×(2/3000)×20日間≒1.145%
日本再生可能エネルギーインフラ 7.80%×(2/3000)×20日間≒0.104%
いちごグリーンインフラ 4.90%×(2/3000)×20日間≒0.065%
タカラレーベン・インフラ 2.89%×(2/3000)×20日間≒0.0385%

 やはりカナディアンはそれなりに売電量に影響を受けることがわかります。その他の3法人は1%以下の軽微な影響です。一方で、九州電力は再生可能エネルギーの送電可能量の拡大に向けた技術開発事業を推し進めており、「平成29年度補正予算再生可能エネルギー出力制御量低減のための技術開発事業費補助金」が交付されています。目先の心配はありますが、将来的に出力制御量の低減が実現すればカナディアンソーラーにとっては間違いなく追い風であり、またこの技術が他の電力管内にも応用されればインフラファンド全体にとってプラスになるはずです。
 とはいえ出力制御は目先の分配金を左右するので、できれば春や秋にも九州でそこそこに電気が使われるよう神頼みすることにします。

(注)本記事の数値及び試算は、素人以下の管理人によるものであり、投資判断の材料として当てにしないようお願いいたします。

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vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。
投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。
どうぞよろしくお願いします。

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