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パフォーマンスの計算について

 私は投資を通じて資産形成し、投資先から得る配当金収入によって経済的自立を図ることを目論んでいます。目指すところは受取配当金を増やすことであり、毎月の入金を元手に増配株の買付によって毎年受取配当金が増えるようなポートフォリオを組んでいます。単純に配当利回りで銘柄選択をするのではなく、配当利回りもそこそこで(できれば2%以上)増配が望める銘柄や、無配や低利回りでも利益成長と株主資本の充実により将来の還元が見込める銘柄などに投資しています。
 それゆえ、自分の中では資産の増加よりも受取配当金が年々増えることの方が重要なのですが、増配株のポートフォリオを組むことにより資産の評価額もそこそこに増加していくと考えており、その立証のためにパフォーマンス計算をしています。

 投資信託がパフォーマンスの計算に採用しているのは「厳密法」だと思われますが、これは営業日ごとに毎日、昨日から今日にかけての入出金を考慮しながら増減率を計算し、それを1カ月分掛け算することで月次、月次を1年分全て掛け算することで年次のパフォーマンスを計算します。しかし、個人でこれを実施するのは手間がかかりすぎるので、通常は「ディーツ法」か「修正ディーツ法」を使用します。簡単な例を用いてこの2種類の計算方法を紹介します。

(例)
昨年末、私の資産は100万円でした。ボーナス入金直前の資産は150万円でした。
6月末にボーナスから50万円入金しました。年末には、資産が240万円になりました。

 これを「年単位のディーツ法」計算してみます。「ディーツ法」は、入金タイミングを単位期間(この場合は年)の当初に設定します。つまり、上記の例ですと、年の頭に入金したと考え、100万(昨年末)+50万(入金)=150万円で運用をスタートし、年末に240万円になったと考えます。パフォーマンスを計算すると、240÷150=1.6=160% つまり、+60%のパフォーマンスとなります。
 「修正ディーツ法」では、資金の運用期間を考慮します。上記の例ですと、最初の半年は100万が元金、後半は150万円が元金と考え、通年の元本の平均値である125万円を元金と考えてパフォーマンスを計算します。240÷125=1.92=192% つまり+92%となります。
 「厳密法」では、入金タイミングを厳密に考慮して計算します。上記の例ですと、最初の半年間は元金を100万円と考えます。これが150万円になったので、150÷100=1.5=150% つまり+50%と考えます。後半の半年は、150万と追加入金の50万円、合計200万円からスタートしたと考えます。240÷200=1.2=120% つまり+20%と考えます。
 前半が+50%、後半が+20%ですので、年間のパフォーマンスは1.5×1.2=1.8=180% つまり+80%となります。
 「ディーツ法」は考え方も計算もシンプルですが、入金タイミングや金額により正確なパフォーマンスと乖離した数値になることもしばしばです。計算方法として一番正確な「厳密法」の場合は、年間に何十回も発生する入出金のタイミングごとにパフォーマンスを計算し直すことになり、非常に手間がかかります。「修正ディーツ法」も「厳密法」ほどの手間ではありませんが、入出金ごとに平均元本の計算が必要になります。
 そこで、「厳密法」の計算結果に近く、計算がそれほど面倒でない方法として、私は「月単位のディーツ法」を採用しています。これは「月次パフォーマンス=毎月末残高÷(先月末残高+入金-出金)」と計算し、年次パフォーマンスは1月~12月のパフォーマンスを掛けて計算します。「厳密法」や「修正ディーツ法」と比較すると、厳密なパフォーマンスよりもプラスの場合はやや低く、マイナスの場合はやや高く計算されますが、月数を重ねることで誤差がほぼ相殺されます。サラリーマンの私は月に1回発生する給料が主な入金源ですから、妥当な計算方法と考えて投資を開始して以来採用しています。「入出金のタイミングを年12回の月初に限定した厳密法」とも言えるでしょう。
 なお、私は指数と比較していないので配当金を計算に含めています。また、特定口座で売買しているため、保有銘柄の含み益から売却した際の税金を引いています。したがって、配当が多く入る月はパフォーマンスがその分上がり、売買して税金を支払ったり還付を受けてもあまり影響はありません。

 パフォーマンスとは別に、1月からその月までの配当金の累計を前年と比較しています。当然ながら、入金して元本が増えるとその分配当金も増えますので、入金を増やした翌年、多くの企業業績が良く増配した年は前年比が良くなります。米国株はウェイトが低いので、12月の受取配当金に全て算入して計算します。
 細かいことですが、確定申告後の還付金と優待の売却はパフォーマンスに含めていません。全て元金の追加として計算します。

 個人投資家のブログを見ていると、「修正ディーツ法を用い、指数と比較するため配当を含めないで計算する」やり方が多いようです。また、率ではなく増減額のみ計算する人もいます。入出金もパフォーマンスに含める人もいるようですね。パフォーマンスランキングではそういった様々な考えのもとで計算されている人を発表値そのままで掲載していますので、単純に比較はできません。
 しかし、本来個人の資産形成は人と運用能力の優劣を比較するものではなく、自分の目的に合った継続可能な手法で実施するべきものです。当然、パフォーマンス計算方法もそれぞれの目的に合ったやり方でよいと考えています。私は増配株への投資で経済的自立を目指しつつ、この投資方法の有用性を最小限の手間で実証したいので、「配当を含め、売却時の税金を考慮し、月単位のディーツ法」で計算しています。

【実際の計算方法はこちらをご覧下さい】

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vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。
投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。
どうぞよろしくお願いします。

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