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インフラファンドと金利

 さて、前回の記事で「インフラファンドは本当にインフレに弱いのか?」「FITの買取価格が下がり続けているけれどどうなのか?」という点について考えてみましたが、今回は私が考えるところのインフラファンドにとっての最大のウィークポイントと思われる金利について考えてみましょう。
 例えば、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人ですが、平成29年7月期の決算短信を見てみると、長期借入金が4,554,012千円となっており、支払い利息が17,968千円となっています。金利でいえば年率約0.4%となりますが、これが1.0%になると約45,000千円となります。経常利益は21,107千円ですが、来期以降は不要と思われる投資口交付費を差し引くと84,867千円、もし利払いが上記の約45,000千円となったら、57,835千円まで3割以上目減りします。
 そして利上げが起こったとしても、発電した電力を固定価格以上で売ることはできませんので、おそらくそれをベースに賃料が決まっているインフラファンドの場合は単純に利払い費用が増えるだけです。景気回復や物価上昇に伴って金利が上がると考えられるので、通常の会社やリートの場合はその分と相殺されるかプラスになる可能性もありますが、インフラファンドの場合はマイナス面しか発生しません。
 当然ながら、金利上昇時にはそれを悲観して過剰に売られる可能性がありますので、バリュー投資という側面から見れば絶好の買いチャンスとなる可能性があります。また、現状のカナディアンソーラーのように借入金にほとんど頼らない状態の場合は、影響を受けにくいと言えるでしょう。

(2018/2/28 追記訂正しました)

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vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。
投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。
どうぞよろしくお願いします。

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