最低20年
投資手法は様々だと思いますが、どんな投資法でも再現可能な有効なセオリーであることを立証するには、私は20年かかると思っています。この20年には特に根拠はないので、科学的でないと言われてしまえばそこまでですが、少なくとも5年10年よりは20年程度機能した方法であれば、そこそこ自信を持ってこの手法でリスクを小さくそれなりにパフォーマンスも期待できると言えるのではないでしょうか。
私は本格的に投資を始めて13年、増配株はそれなりにパフォーマンスも期待できるのではないかと考え始めて多分6~7年しか立たず、しかもその間は株高と言う追い風の環境下で得たパフォーマンスです。とても有効な手法であると胸を張って言えません。
「配当を出せるということは、それなりにキャッシュフローがある、増配できるということは、それなりに業績の実績があり、今後の業績も期待できるという経営陣の自信の裏付けである。だからそこそこに機能するだろうし、数十銘柄に分散しておけば多少の銘柄で予想を外しても、他の銘柄がそこそこカバーしてくれるだろう」という仮定を持ち続け、そこそこのパフォーマンスは得ました。しかし、厳しい言い方をすると、これが自分の投資が正しかったためにそういう結果になったのか、たまたま株高に乗れただけなのかはわからないのです。この考えのもとに投資を継続し、20年程度の歳月の中で数度の株安を乗り越えて、それでも資産を増加させることができたら、まあ有効じゃないのかなと思います。
とはいえ、確実な投資法が確立するまで待っているわけにはいきません。少なくとも、現時点でそこそこ期待できる手法で船出しない事には、永久に資産は築けないでしょう。つまり、「確固たる自信」というよりは「まあ期待できそう」くらいの気持ちで取り組んでいるのが正直なところです。でも、人生は1度しかないので、立ち止まるのは時間の無駄です。適度に現金を持ち、適度に分散するなどして失敗の確率を下げながらやるしかありません。あと13~14年かけて、何とか「やはり増配株投資は有効だった!」と胸を張って言える日が来ることを祈りつつ。
13年後、ブログに「いや~次々配当金が振り込まれるんですけど、とても使いきれません(笑)」とか書きたいと妄想中です。いやまてよ、そのころにはブログなんてものは過去の存在になっていたりして……。
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