日銀の保有ETFの行方

 昨年、日銀の保有する株式が7兆円を超えました。この世界的に類を見ない中央銀行による株式やETFの保有は出口戦略に最も困るシロモノであることは間違いないでしょう。売却するとなれば、金額の多少にかかわらずマーケットインパクトは半端ないでしょうし、最小限の影響で売却を進めるのは至難の業です。

(1)ETFはGPIFに売却する
(2)個別銘柄は一定割合自社株買いさせ、残りを市場で売却する。

 以前このブログで取り上げたのは上記の手法ですが、吸収相手としては1000兆円以上と言われる莫大な金額の個人資産が受け皿になるべきでしょう。税制が複雑になっても困るので、やはりNISA枠を大きくするとかでしょうかね。あるいは401kの税制改革を周知してどんどん積み立てさせるとか。
 財政が永久に赤字であってはならない(※)のと同じく、日銀が保有する株式もいつかは手放さなくてはならないはずです。一時的な経済のカンフルとなっても、マーケットの機能をゆがめる側面を無視して官製相場を喜んでいるわけにはいきません。ただ、どうせ手放すならソフトランディングするような手法をお願いしたいです。これは個人的な都合のみならず、先々マーケットが成熟しながら成長していくために必要だと思っています。そして何より国民に幅広く受け入れられ、同時に豊かになるような手段を十分検討すべきでしょう。 相場が乱高下するごとに日銀の買いを期待する「株価翻弄型バリュー投資家」の私が言うことではないかもしれませんが。


※これには賛否両論あると思いますが、私は最終的には何らかの国民負担を求めて財政は均衡されるべきと考えています。

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Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。

株式投資を始め、バリュー投資に出会うことができて、本当に運がよかったと思っています。これからも長く地味に投資を続けて行きたいです。

投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。

日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。

投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。

どうぞよろしくお願いします。

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