年金による株式投資3

  先日の年金運用についての私的妄想日記(【前々回の日記】【前回の日記】)を書いたら、もったいなくも非公開でこのようなコメントを頂きました。

「リターンの高い小型株に兆単位のお金が流れ込んで大丈夫なのか」
「金額が大きくなるほど、アクティブ投資で(パッシブ運用との)それなりの差を出すのは難しくなる」

 いやいや、申し訳ないです。私のつたない知識で適当に書いた記事なので、読者の皆様にも適当にスルーしていただいて良かったのですが、それなりの知識と意見をお持ちの方にコメントをせっかく頂きましたので、私の妄想の詳細を書いてみたいと思います。

 まず、平成26年1月31日現在の東証の時価総額を見てみましょう。

市場第1部 431,693,051百万円
市場第2部 5,696,785百万円
マザーズ 3,572,073百万円
東京プロマーケット 4,932百万円
ジャスダックスタンダード 9,457,447百万円
ジャスダックグロース 437,527百万円
合計 450,861,818百万円

 東証第2部・マザーズ・ジャスダック合わせて時価総額20兆円もないところに一気に兆単位のお金が流れ込んだら、確かにとんでもないことになります。しかし、例えば株式の運用枠が30兆円あったとしたら、何も30兆円一気に買う必要はなく、例えば年に1兆円ずつ買い付けても良いわけです。そのうち1000億円程度を東証第2部・マザーズ・ジャスダックに振り向けたとしても、時価総額の僅か0.5%程度に過ぎません。残り9000億円を東証一部の銘柄を買ったとすれば時価総額の僅か0.2%程度です。スクリーニングすると東証一部の中に3年連続増配している銘柄が200銘柄以上でてきます。スクリーニングに引っ掛からなくても、配当を増配・据え置きを繰り返して長い年月では増加させている会社もあるでしょう。最終的には、配当を伸ばしている銘柄が年金資金の投資先という認識が上場企業の間にも広まって、上場企業の株主還元への意識が強くなって欲しいなと思っています。

 ま、所詮は素人の戯言ですので軽く流して下さい。私は政治家でも官僚でもないので、実現不可能なことはブログで妄想するだけにして、投資の腕を磨いて年金に頼らない経済力を身につけたいと思います。とはいえ、会社勤めのリーマンが老後の心配なく働ける世の中にはなって欲しいと思いますけど。

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テーマ : 株式日記
ジャンル : 株式・投資・マネー

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非公開コメント

No title

あれ?
私がコメントしたと思うのですが、非公開になっていましたでしょうか?
そんなつもりは全くなかったので、ミスだと思います。
公開して頂いて構いません。

1年に1000億円ずつ買ったとしても、30年後には20兆円の市場に3兆円投資していることになりますよね。(時価総額の増大を考慮しなければの場合です。30年後の時価総額がどうなっているか予想がつかないので。)
しかも、その中のお眼鏡にかなった銘柄のみへの投資になるので、対象銘柄の全株式数に対する保有比率は20%とか30%、もしくがそれ以上になっていると予想されます。
万が一、投資対象からダメダメ企業に変質してしまった場合、撤退する必要が出てきますけど、その場合、自分の売りで株価が大暴落してしまう可能性が高いと思います。

東証一部銘柄への投資だとかなり改善されると思いますが、それでもバリュー投資家が大型株を持っていることは極端に少ないところを見ると、年金のような大資金は身動きが取りにくいのではないかと思います。


とは言え上記の話はあくまで想像上での話なので、実際に30兆円ポートフォリオをシミュレーションしてみるのは面白そうです。
別に日本株オンリーである必要はなく、コカコーラのような外国の優良銘柄を組み入れてもいい訳ですし。

配当で年金が維持出来るなら、打ち出の小づち状態ですね~。

Re: No title

AKIさん、こんばんは。またしても丁寧にコメントありがとうございます。
残念ながら、FC2ブログで一旦非公開コメントにしてしまうと、コメントを承認して表示することができないのです。ご了承ください。

適当な記事とはいえ、またしてもコメント頂いたので私見を述べさせていただきますね。

ええと、1000億と書きましたが、これも前回同様のコメントと一緒で、マーケットインパクトを与える危険があればもっとスローペースで買えばいい話です。かつ市場第2部、マザーズ、ジャスダックの会社で成長をつづけたら時価総額もそれなりに増えて永久に小型株ではないと思います。紹介されたリンク先を見ると、一見もっともらしく感じますが、一方で実に柔軟性がない意見に見えます。

年金資金は図体がでかいので、撤退でのマーケットインパクトはある程度止むを得ないでしょう。それを避けようとするとゆっくり売ることになり、早期撤退できない分パフォーマンスは落ちると思います。一方で予想以上に好調に業績も配当も推移する会社もあると思うので、全体でカバーするのが現実的だと思います。

私はAKIさんのように真面目ではないので、仮に私がファンドマネジャーであれば30兆円と決めてもいきなり買いませんし、撤退売りで恨みを買うのもありだと思います。それと、運用のシュミレーションはバブルの前にポートフォリオインシュアランスが流行って機能しなかった事例を見る限り、有効性はなさそうです。

No title

買い付けを遅らせる方法ですが、株式は基本的にはプラスの期待リターンを持つものなので、早く投資した方がリターンが高くなる傾向にあります。
この投資機会ロスも考える必要があります。

いずれにしても、まずは連続増配企業にターゲットを絞った投資をする投資信託の登場が不可欠ではないかと思います。
世間にもっと認知されないと年金資金が採用することはあり得ないので。

30兆円ポートフォリオをシミュレーションというのは、自分がファンドマネージャーであれば、こういった銘柄を組み入れる、という意味で使いました。

ポートフォリオインシュアランスとは何でしょうか?
ネットで少し検索してみましたが、意味がよく分かりませんでした。。。

Re: No title

AKIさん、再度コメントありがとうございます。

ポートフォリオインシュアランスとは相場下落時の損失を限定させる手法のことを挿していますが、一時この言葉が躍った投信が流行った時期があったのです。その説明によると、過去相場でこの運用手法をシュミレーションしたところ、「相場上昇時には運用益を確保し、下落時には損失を限定出来た」とあったのですが、実際には様々なファンドから売りのサインが出て機能しなかったようです。

>世間にもっと認知されないと年金資金が採用することはあり得ないので。

多分年金資金が運用手段として導入することはあり得ないでしょう。
私の適当な妄想ですので、適当に流して下さいね(笑)。
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プロフィール

vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。

株式投資を始め、バリュー投資に出会うことができて、本当に運がよかったと思っています。これからも長く地味に投資を続けて行きたいです。

投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。

日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。

投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。

どうぞよろしくお願いします。

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