軟調相場で輝くもの
薬を飲んで大人しく寝ていたら、大分良くなってきたので今日はもう一度更新します。
アーリーリタイアしたいと思って投資を始めた私は、それを諦めずに種銭稼ぎに職場に行き労働収入を稼いでいるわけですが、その時必ず忘れないようにしている事があります。
国民全員が公務員になれないのと同じで、資本家サイドに回りそのあがりで食べていけるのは僅かな人に過ぎないという事で、アーリーリタイアを目指すということは極めて難関なことを目指しているということだということです。
投資が上手く行っているときには、そんなこと忘れて「この運用成績が続けばあと何ヶ月でxxxx万円、あと何年でx億円、人生楽勝ぉ~」なんて思ってしまいます。そしてこんな不安定な相場に対面するとその難しさを知り「あぁ、俺は退職直前まであのウザい上司の顔を見ながらすごさなくてはならないのか」と絶望的な気持ちになってしまったりします。今時はしっかりした会社のリーマンになることさえ難しい時代ですが、そのリーマン何万人に支えられた上場企業の株主になって配当なり売買益で食っていくのはその何百倍も難しいことのはずです。特殊な才能がある人ならともかく、私のような凡人が適当にパソコンやスマホやタブレットに向かってクリックするだけでそこにたどり着けるわけがないのです。
私は投資を始めてから、種銭欲しさとはいえ仕事をもっとしっかりやるようになりました。お陰で安月給が少しは上がり、多少部下からの信頼も得ました。投資の才能あふれている人ならともかくとして、九九が出来なければ掛け算やさらに複雑な数学ができないように、大多数の人がやっているリーマンの仕事ができないようでは投資で成功するとは思えないんですよね。株で食うということは、何百人、いや何千人に一人しか狙えないポストを狙っているのですから。
そして相場が軟調な時こそ輝くモノ、それは自分の労働収入です。
専業になるということは、それを手放すということですから、並大抵のものではないはずです。
風邪引いて早退した私が言うことじゃない気もしますが。
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アーリーリタイア
仕事は手放せないと実感できるような気がします。
なにせ日本国債10年物の利回りが0.63%ですから、仕事を持
っているっていうのはもの凄い財産を持っているのと似た意味
があると思うんです。
こんなに安く自分の貴重な時間を売れない、という心境にでも
ならない限り、アーリーリタイアはナシかなぁ・・・・
Re: アーリーリタイア
まさにその通りで、自分の年収を市中金利で割るととんでもない元本が出てくるので、私もちょっとやそっとでは手放せないと思います。あとは離職した後の社会的信用の問題もありますね。お金の問題ではなくその辺りをクリアできないと、簡単にアーリーリタイアはできないと考えています。
目指せるだけの資産を創りたいという目標は変わりませんが。