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集中投資と分散投資

 私は現在ポートフォリオに60銘柄ほど保有しています。
 多少ウェイトに偏りはあるものの、分散投資と言えるでしょう。

 よく「銘柄を分散するよりも集中した方がパフォーマンスが良い」と言われますが、私は確証はないものの、大いなる間違いだと思っています。

 単純な話で、例えば佐藤さんが銘柄Aの1銘柄、中村さんが銘柄ABCDの4銘柄を等金額ずつ持っていたとします。一年後、銘柄Aは+40%、Bは+20%、CとDは+10%になったとします。そのまま行けば佐藤さんは+40%、中村さんは+20%です。

 銘柄CとDが+10%になったのが3月、銘柄Bが+20%になったのが8月、銘柄Aが+40%になったのが12月だとします。中村さんが銘柄CDを3月に手放し、銘柄AとBに等金額ずつ投資します。この時点で+5%です。
 8月に銘柄Bを手放し、銘柄AとCに等金額に投資します。この時点で+15.5%です。
 そして年末を迎えます。+38.6%です。集中投資の中村さんとあまり変わりません。

「中村さんの前提は都合良すぎるんじゃないのか?」という疑問があるかもしれません。しかし、それを言ったら佐藤さんは銘柄Aを持っていますが、実はBやCあるいはDを選択してしまう可能性もあるのです。

 集中投資がパフォーマンスが良い、というのは集中した銘柄の選択が良いという前提が不可欠で、個人投資家が傑出した銘柄を常にあぶりだせるならともかく、そうでないのなら分散しておいたほうが良いと思います。おそらく集中投資の結果上手く行った投資家の例が誇張されるから、集中投資の方がパフォーマンスが良いという幻想を抱かせるのではないかと

 私はローソンEMの苦い経験から分散投資をしていますが、株価が見直される時期がずれるのであれば、その度に割安な方に乗り換えていけば集中投資でも分散投資でも十分なパフォーマンスが得られるのではないかと思います。仮に3銘柄が+30%で時期がずれて上昇し、上昇した銘柄を売ってまだ上昇していない銘柄に乗り換えたなら、一年後には+64%となります。

 十分に分散させた上で、確信が持てる銘柄に少しウェイトをかけるくらいで良いのではないでしょうか。私はこれを「適度な分散と多少の集中」と呼んでいます。
 それにしても、2008年ころに買った優待目的銘柄、投資金額に対しての利回りがとても凄いことになっており、現在の株価が割高だなと思っていても売れないという……ダメ投資家丸出しです。

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テーマ : 株式日記
ジャンル : 株式・投資・マネー

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No title

こんばんは。

私も、普通に投資をするのであれば、銘柄を分散するよりも集中した方がパフォーマンスが良い、ということはないと思います。

集中投資はリスクが高くなりますが、それを差し引いても集中投資をしたい、と考える銘柄選択の話になりますよね。

Re: No title

AKIさん、おはようございます!

私も上位数銘柄でポートフォリオの半分を占めてしまうので、分散投資とはいいきれませんけど、それにしても「集中投資=高パフォーマンス」みたいな前提の話を良く見かけるので不思議だなと思っています。

これは明らかに集中投資して上手く行った話しか見ていないだけではないかと。逆に集中投資して上手くいかなかった人がブログで売買を晒すケースは少ないでしょうから。

私は運用が下手な分を種銭稼ぎと時間&おカネの使い方でフォローします(笑)。
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プロフィール

vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。
投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。
どうぞよろしくお願いします。

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