2011年11月のパフォーマンス
月次マイナス0.71%、年初来+2.13%となりました(配当含む)。主力の2196エスクリが横ばい、4298プロトコーポの株価もさえず、ポートフォリオは全体としてやや下落という感じでした。
今月は2735ワッツ・8127ヤマトインターナショナルを買い増し、2169CDSを新規で少し買いました。先月に引き続き配当金を原資に米国株を買ったため、マイポートフォリオに占める外国株式の割合が4%を超え、相対的に投資信託の割合は3%を切りました。日本株は年初から92~93%で推移しており、アセットアロケーションとはいえないシロモノになっています。
今年もあと少しですが、今年の配当増加率は僅かにとどまりそうです。ただし高利回りの銘柄を多く仕込んだので、来年以降は期待できそうです。
分析-2169CDS 新規買い
本日名証2部に上場した2169CDSを新規に購入しました。
買い理由は次の通りです。
・マニュアル作成や翻訳などそこそこに需要のありそうな事業。
・M&Aで売上は順調に伸長。
・利益がのれん償却に隠れている。FCFはまあまあ潤沢。
・6倍台の低PER、約5%の配当利回り。
・5年で4.3倍(年平均伸び率34%)と配当増加が顕著。
2169CDS 配当金の推移
2006/12 1,000円
2007/12 1,200円
2008/12 2,000円
2009/12 2,000円
2010/12 3,300円
2011/12 4,300円
分析-4327日本SHLの配当成長
私の日記は保有銘柄の決算か重要なIRのレビュー記事がほとんどで、市況や経済的なネタはほとんどありません。ほとんどが株式で、先々配当を増やしてくれそうな銘柄でポートフォリオを構成して受取配当の成長を待つというスタンスだとどうしてもこうなると思うのですが。
配当を増加し続けるためにはキャッシュフローを伴った利益の増加、あるいは自社株買い等の資本政策を正しく実施していく必要がありますので、必然的に数字もビジネスモデルもまあまあしっかりした銘柄を選ぶことになると思います。
当然ながら、目先の配当利回りよりも配当を少しずつでも増加させてくれる可能性の高い銘柄を選びます。4327日本SHLは高利回りでありながら配当も少しずつ成長しています。2006年~2011年の間に配当は1.324倍(年平均5.8%の増加)になっています。
2006年度/5400円
2007年度/6300円
2008年度/6300円
2009年度/6800円
2010年度/6800円
2011年度/7150円
2012年度/7150円(予想)
配当利回りが5%で、配当増加を年5%してくれる銘柄を保有することは、年率10%の金融商品を保有しているのと同じことになりますが、配当増加を継続できるビジネスモデルかどうかを判断するのが難しいですね。4327日本SHLの場合は固定観客から売り上げを稼ぎつつ、新規客を開拓し、自社株買いでEPSを増加してくれています。そして設備投資もあまり必要ありません。
不況下でも着々と稼いでいる企業があるのは間違いないので、そうした銘柄で構成するポートフォリオを組めば夜もよく眠れると思います。
総会-2735ワッツ 株主懇談会
「ショップ99はローソンストア100にした途端、売れ行きが上がったんですよ。ブランドって大事なんですよね~うちも次は7&11て名前を付けて店出すかな(笑)」
2735ワッツの株主懇談会に行ってきました。土曜の日中ということもあって100人を超える人数が来ていたように思います。平岡社長はプレゼンが上手く、これでちょっとした優待をつければあっという間に株主は2000人(現在約1000人)を超えるんだろうなと思います。
説明や懇談の中で印象に残った話は次の通りです。
・タイの洪水は影響を受けたのは1店舗のみで、倉庫も無事。むしろ売上が伸びた。8月までに合計9店舗とし、黒字化を目指す。
・震災後の既存店の売り上げの伸びは凄まじかったが、実は既存店の伸びがプラスになったのはそれ以前で、予定以上に品目が増えたワッツセレクトの力が大きい。
・バリュー100は提携している大黒天物産が本業が好調なため後回しになっているが、たった1店舗が経常利益率5%を叩きだしている。
・ダイソーで成功している国で勝負する。100円ショップを受け入れる国でスタートすれば確実に取れる。たとえマーケットが大きくても採算の取れる見込みがない国では勝負に出ない(中国、インドなど)。
・ワッツは100円ショップの企業ではなく、さまざまなチャレンジをする。
帰りにお土産ということで、展示してあるワッツセレクト商品から10点適当に選んで来ました。
総会-3711創通
3711創通の株主総会へ出席してきました。8945日本社宅サービスや4327日本SHLに比べ出席者も多かったのですが、質問はそれほど多くなく、あっという間に終わってしまいました。
以前の日記にも書いたのですが、3711創通は実質無借金で時価総額以上の現金と投資有価証券を保有し、またこの3年間で80万株以上の自社株買いと60万株の消却を実施しています。総会ではこの点を褒め称えて今後も是非とお願いしましたが、まぁ優等生的な返事が返ってきました(笑)。
業績は横ばい気味ですが、余って仕方がない現金をフル活用して株価のさえない自社株を買い戻し、EPS&配当を引き上げて欲しいところです。何せ今の株価は事業価値がまるで評価されていませんから。
【自社株買い期間:予定の買付株数→実際の買付株数 ※カッコ内は分割考慮】
平成20年1月25日 JQ固定価格:1000株(20万株)→1000株(20万株)
平成20年6月2日~8月21日:1000株(20万株)→218株(43600株)
平成20年9月2日~翌年2月20日:1000株(20万株)→497株(99400株)
平成21年3月3日~5月22日:500株(10万株)→432株(86400株)
平成22年9月2日~11月22日:10万株(20万株)→21000株(42000株)
平成22年11月29日 大証JNET:10万株(20万株)→10万株(20万株)
平成22年12月13日 大証JNET:5万株(10万株)→5万株(10万株)
平成23年6月2日~8月24日:10万株(10万株)→9万1千株(9万1千株)
合計86万2400株
【消却:株数 ※カッコ内は分割考慮】
平成20年9月10日 1000株(20万株)
平成23年2月8日 20万株(40万株)
合計60万株