2009年12月のパフォーマンス
月次+5.75%、年初来+9.55%でした。年間受取配当金は対前年度17%増で、目標の20%増まであと少しでした。
正直、今年は株式投資への興味や関心が薄れがちでした。プライベートで色々とあったこともあるのですが、やはり株価の軟調ぶりに精神的に参ったのだと思います。冷静に考えれば大きなチャンスでもあったと思うのですが、勇気を出して機動的に動くことができなかったのが正直なところです。
配当、優待はそれなりに成果をあげている感じです。配当はこれまで同様に前年度比20%増を目指し来年も頑張ろうと思います。
4298プロトコーポ ナースエージェントの営業エリア拡大
主力銘柄のプロトコーポレーションより「看護師専門人材紹介サイト「ナースエージェント」を看護師専門求人情報サイトにリニューアル」とのIRがリリースされています。
「ナースエージェント」は関東エリアの病院や介護施設等に転職を希望する看護師を対象とした看護師専門人材紹介サイトでしたが、今回全国エリア対象の看護師専門求人情報サイトにリニューアルすることで中長期的に登録・仲介件数ともかなり増加することは間違いないでしょう。
おそらくプロトコーポレーションとしては既存の経営リソースをベースに全国展開すると思うので、大幅な設備投資をすることなく営業エリアを一気に広げることができるのではないでしょうか。
IR-2735ワッツ増配
2735ワッツが配当予想を上方修正しました。200分割後は配当予想どおりなら年間配当12.5円になるところですが、増配して13円にするそうです。現在配当性向12%程度でまだまだ配当余力はあると思うので、数年かけて自己資本比率を高めて是非配当性向30%を目指していただきたいところです。
そういえば、今年はワッツは初めて株主総会後の株主懇談会なるものをやったそうで。行ってみたかったところですが、大阪ですからちょっと躊躇(笑)。
ジェイコム株誤発注事件、東証に107億円の賠償命令
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ジェイコム株誤発注事件、東証に107億円の賠償命令--東京地裁
みずほ証券がジェイコム(現ジェイコムホールディングス)株式を誤発注した事件に絡み、みずほ証券が東京証券取引所(東証)に対して損害賠償を求めていた裁判で、東京地方裁判所は12月4日、東証に107億円1212万8058円の支払いを命じた。
この事件は2005年12月8日、みずほ証券がジェイコム株の売買注文の際に、1株61万円の売り注文を誤って61万株1円と発注してしまったことに端を発する。当時、ジェイコムの発行済み株式総数は1万4500株だった。
みずほ証券の担当者は発注端末に表示されたアラームを自ら解除していた。ただし、みずほ証券が誤発注に気付いて、複数回にわたり取消注文をしたものの東証のシステムが受け付けず、売り注文が成立してしまった。このため、みずほ証券には407億円の損失が発生した。みずほ証券は、注文を取り消せなかったのは東証の売買システムの不具合が原因だとして、2006年10月、東証に対して損害賠償請求訴訟を起こした。
東京地裁はこの問題について、東証が売買を停止できたと裁判所が判断した時点からの損失のみを対象とし、そのうちの7割を東証が支払うよう求めた。
今回の判決について、東京証券取引所グループ 代表執行役社長 斉藤惇氏は「控訴も含めて、判決の内容を十分検討する」とコメント。2週間以内に対応を決めるという。ただし判決の内容については、「『発行済み株数の数倍もの注文があったのだから常識的に注文を止めるべきだ』と言われても、取引所が他人の注文を取り下げる権利はない」とし、7割の責任を負う判決が出たことについては「じくじたる思い」とした。
今回の判決により、東証は今期107億円の特損計上を求められる。業績への影響については「わずかながらも今期赤字になる状況は否定できない」とした。2010年度中に計画している株式公開については「2010年度中のしかるべきに、という方針は変わらないが、バランスシート上の影響は十分検討する」とした。
システム上の対策はすでにしているといい、投資計画には影響がないとのこと。なお、売買システムを開発した富士通に対しては、「裁判で履行責任がないことが認められているので、賠償などを求めることはできないだろう」と話した。
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あれからもう4年経つのですね。
投資に関しては私はBNF氏のような才能はないと思うので、これからもリーマンを続けつつ経済的自立を目指した投資をコツコツ続けていくつもりですが、当時は同じマーケットにいる個人投資家でこれだけのプレイヤーがいるのだなあと思いつつ、あまりの金額に現実のできごととして実感がわかなかった記憶があります。
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ジェイコム株の誤発注問題‥‥2005年12月8日の前場の午前9時27分、みずほ証券は、同日東証マザーズに新規上場した人材派遣会社のジェイコム株の売買注文で、1株61万円とで売りと発注するところを、誤って61万株を1円で発注する指値で空売りを実行した。この売り注文を受け株価は9時30分に、57万2000円でストップ安まで売り込まれた。みずほ証券は、東証に注文の取り消しを要請したが、この取消要請は東証のシステムに受け入れられなかった。そのためみずほ証券では、買い戻しを実施。推定では約51万株の買い戻しをかけたとされ、最終的には、77万2000円のストップ高となり、単純計算でも、みずほ証券自体が270億円の損失を被ったとされている。
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