引越前夜
いよいよ明日は引越。仮住まいにある荷物の梱包に追われています。四季報や投資関連書籍のつまっている段ボール箱を筆頭に、衣類に家電、生活用品等、案外あるものです。近所の宅配業者が空き時間に引越を引き受けてくれたのでとても安上がりで済みそうです。
しかし携帯から日記を更新するのは結構大変ですね。明明後日にはネットにもつながるので、もうしばらくの辛抱ですが。
出張中
結構時間があるので管理会計の本など読んでいます。半年間投資から離れていたので、基本的な知識を勉強しながら投資先銘柄を探そうと思っています。
10月1日には現在の仮住まいをでて新しい下宿に入居し、3日にはBフレッツが入ります。今後は地方への出張が増えそうなので、イーモバイルの端末も欲しいのですが、エリアのことを考えると携帯をスマートフォンにした方が良いのかもしれませんね。
月末なのでパフォーマンスを計算したいところなのですが、海外出張中にも多少資金を増減したためややこしくなってしまいました。今年は年末に年初来の増減と資金追加を考慮して計算しようと思います。
以前と変わったこと
(1)Suicaが便利に
JRでも私鉄でも使える上、支払いにも出来る店も増えましたね。電子マネーのシェアはどうなっているのかわかりませんが、かなり優位な感じがします。
(2)夜間取引
私はイートレードを利用しているのですが、終値に色が着いていた意味が最初は分かりませんでした。夜間取引があった場合の終値を表示していたのですね。
(3)新生銀行のログイン
セキュリティを重視して一段落増えましたね。そういえば無料振り込みの回数も条件が細かく区分されていますね。
(4)携帯の割引
以前なら何年も利用した人が到達できる割引率に、今では長期契約するといきなり到達するのでびっくり。新規加入者にはありがたいことですが、事業者はたまらないですね。
半年も日本を離れた私はともかく、今日の日記は大部分の方には「何を今更」っぽい内容だと思います。ところが投資になると「何を今更」的なことが案外できないもので、昨年の自分の売買記録などを見直すと反省すべきことが多かったです。
分析-9644タナベ経営
今日は昨日検討したマンションの賃貸契約に行ってきました。ホテル暮らしも長々とはできませんので、来月の1日から新居に移ります。明日から今月一杯は地方へ出張なので、いい物件が短期間で見つかって何よりでした。
その後、海外出張中に届いた配当金の受け取りにみずほ信託銀行と三菱東京UFJ信託銀行へ。私は配当は再投資せず全て使う方針なので、出張から帰ってきたらマンションの家具を揃えるのに使う予定です。
さて、半年間ロクにネットにもつながらず新しい四季報も見ることができず、しかしそういう中では逆に「株式投資ってなんだろう」なんて考えてしまう時間が多かったですね。魅力的な事業を持ち成長力のある企業に長期投資し、時価総額も配当も増加していく投資が望ましいのですが、しばらくは割安な銘柄を買い割高になったら売る「バリュー投資」をすると思います。ただし、指標的に割安だから見直されるとは限りませんので、今後は「経営陣が自社の株価を割安と考え、それを適正な株価に評価される施策をしているか、あるいはする可能性が高いか」を投資基準にしていきたいと思います。私が数字を見て割安と感じるかより、経営陣の視点を重視することで、割安が見直される可能性が高い銘柄を選別できるのではないかと考えました。
9644タナベ経営を買ってみました。1Qの業績は売上を伴った利益伸張で絶好調なのに対して株価は反応ありません。本社ビル用地の取得で現金が若干は減ったものの、相変わらずキャッシュリッチで、配当利回りも4%近くになっています。大株主に「田辺」という苗字が4人もウロウロしているのが嬉しいですね。株価が200~300円台の頃は積極的に自社株買いをしていましたし、利益の増加に応じて配当が見直されています。今期この調子で行けば業績の上方修正、増配の可能性は高そうです。
7893プロネクサス
今日はホテルから新住居を探すべく不動産屋へ向かい、物件をみてから信託銀行に行く予定だったのですが、残念ながら物件を見るのに時間がかかってしまい、みずほ信託銀行の前に到着したのが閉店時刻の3時ジャストでした(泣)。というわけで、配当の受け取りはまた明日に延期となりました。
さて、現在のポートフォリオで一番組み入れ比率が大きいのがプロトコーポレーションで、次がプロネクサスとなっています。
プロネクサスはご存知の通り有価証券印刷に代表される「IPO関連」と有価証券報告書・事業報告書・IR等の「ディスクロージャー」という、事実上宝印刷と2社独占状態の業務内容です。当然ながら「IPO関連」の売上はファイナンスの多少、言い換えれば株式市場の好調不調に左右されます。「独占」でありながら「景気循環」的な利益構造であると言えるでしょう。しかし、有価証券印刷が売上に占める比率は年々低下しており、今後はIRの英文対応や新制度対応などの収益機会が目の前にぶら下がっている上に、一度観客となった企業が宝印刷に変更するということはスイッチングコストの問題やクライアントの企業の秘密保持などの点からおおよそ考えにくく、今期の先行投資負担を乗り切れば来年度以降はキャッシュを積み上げつつ緩やかに成長していくと思われます。既に有価証券印刷の売上は昨年度決算で全体の5.8%(前年度8%)程度になっています。
指標面から見るとPER13倍程度、PBR1.5倍程度、配当利回り2.5%なので小型株が軟調な現状では格段魅力的とも思われませんが、プロネクサスに投資する最大の理由は、経営陣に株主価値向上に対する意識が今後確実に働くであろうと考えているからです。
まず、役員が全員一致(←IRに確認済み)で役員持株会を昨年制度化しました。リスクなし自己負担なし丸儲けストックオプションとエライ違いです。そして自社株買いの一株当り価格は1429円と発表時の時価より40%以上高いのですが、2008年に四半期報告が法定化された以降に発生する利益を勘案した結果、1429円以下は割安であると考えているからではないでしょうか。自社株買いをすれば役員は労せずして自分の保有する株式の価値を上昇させることができ、また発行済み株式数が減少すれば配当金も増加するので、役員の直接の利益になります。自社株買いの発表から一ヶ月、既に自社株買い枠の3分の1を買い付けています。役員持株会は原則として退会時まで株券は引き出せないのですから、役員の皆様は自分の退職時に向けて株主還元を実施し株主価値を最大化させる理由が存在することになります。
一方市場評価はと言うと、「株券電子化」「今期減益見込み」「株式市場軟調→IPO&ファイナンス減少」「元社員の不正」と株価が軟調になる材料に事欠きませんが、来期以降を楽しみに保有したいと思います。