GPIFの運用について

 先日発表された平成28年度第3四半期の運用状況によると、期間収益率は7.98%、評価額で10兆円以上増加したそうですね。損失を被った時にマスコミは散々非難しておりましたが、今回は賞賛の雨嵐になるんでしょうか?……まあ、ならないでしょう(笑)。
 平成13年度からの運用を年率換算すると約3%だそうで、100兆円を超えるファンドとしては悪くないのではないかと。もちろん今回発表された運用期間の市場環境に恵まれたこともあるでしょうけど、長期的に利率が限りなくゼロに近い公社債のみで運用したり、どこにリスクがひそんでいるかわからない外国債券に投資したりするよりは、株式投資で配当を頂きながら長期的にほどほどの運用をしてもらうのが一番良いと思いますので、是非継続して欲しいところです。

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年金基金で株を買うべきなのか?(3)

 毎月何回かの売買なんてバリュー投資にしては多いと思っているのですが、一秒に千回単位の超高速取引が行われる昨今では誤発注して1分後に反対売買をする間抜けな私の向こうで数万回の取引が行われているのですね。どれだけ稼いでいるのかは分かりませんが、その高速取引でどれくらい東証は手数料を得るのか興味深いところです。

 さて、年金の運用で損失が出たと大騒ぎになっています。もちろん長期的には利益が十分出ているわけですが、株式の運用比率を上げた途端にマーケットが軟調になり、時価評価が下がってしまったことと、報告が遅くなることへの批判が入り混じっているようです。
 しかし、年金が収益を上げるために事業を始めるのもなんですし、やはり上場企業へマーケットを通じて投資するのが妥当なところだと思うんですよね。例えば22歳で加入した人が65歳に年金を受け取るとしたら、43年の運用機関があるわけです(注:実際そういう運用をしているわけではありませんが……)から、本当は長期的な視野に基づいて運用できるはずです。それこそ長期にわたって増配を続けている会社などに少しずつ投資をしていけば、40年運用すればかなりの運用益を得られそうです。配当利回り3%の銘柄がゴロゴロしている現状では、仮にその3%を再投資すれば22年くらいでほぼ倍です。利回り1%未満の金融商品で運用する理由がありません。

 年金制度はとても大切で、この運用が上手くいって将来の心配がなくなれば、当然各家庭も財布のひもを緩めることができます。それが消費増大そして長期的に配当や株価が見直される好循環になってくれればよいと思います。まあ、変なリスクヘッジに余計なコストを支払うより、傷を負いながらも致命傷を負わずに上手に運用して欲しいところです。

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年金基金で株を買うべきなのか?(2)

 いやー株価が軟調だとブログを書いたり呟いたりする気が失せますね。そして昨日少しばかりポートフォリオが戻したのでまた私が書いてどうなるのかという日記でも書いてみようと思います。

 私はせっかくなら年金は小型株に投資して欲しいと思っています。ファンダに賭ける個人投資家の方はまあまあお分かりだと思いますが、時価総額も出来高も小さな会社が一旦注目されると物凄いパフォーマンスを生みだします。しかし、そういった銘柄を機関投資家は時価総額が小さいという理由で買えなかったりします。下手に購入するとインパクトもあったりしてマーケットのかく乱要因にもなりかねません。
 確かに年金の極々一部分を小型株に投資するのは、年金側からすれば割高コストな割に運用パフォーマンスに対する影響が小さいかもしれません。しかし、年金のような資金が継続的に出来高の少ない株式に流入することによってマーケットが活性化し、それなりに評価されていけば将来は魅力的な銘柄の上場機会が増えるかもしれません。
 加えて、取引所全体のコストを引き上げているのは、実は流動性のない多くの銘柄が上場していることも影響しているのではないでしょうか。全体的に出来高が増えていけば、マーケット全体としての取引にかかるコストが低下し、手数料その他が引き下がると思うんです。その恩恵は年金の運用益のみならず、機関投資家、個人投資家にも届きます。結果として取引も増え、税収も増えるかもしれません。

 ということで、年金資金で是非株を、できれば小型株を買って頂き、私達リーマンの将来の年金を増やしていただきながら、自分の持ち株にも良い影響が出ないかと図々しく妄想中です。

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年金基金で株を買うべきなのか?(1)

 少々下火になりましたが、株価が軟調になると必ず公的年金の運用について直近の時価評価が大きく下がったことが面白おかしく報道されます。株価が上がっているときはだまっているのに。

 さて、私ごときの個人投資家が根本的な問題に立ち返るようなマネをして恐縮ですが、そもそも年金で株式投資をすべきなのでしょうか。私は「YES」だと思っています。
 何と言っても日本はあれやこれや官の介入は否めませんが、資本主義社会です。ということは、資本が必要な経済主体が資金を調達できるよう資本市場を育てなくてはいけないのです。個人投資家、機関投資家が投資することが一番大切だと思いますが、年金のようなある程度の規模の公的資金が資本市場に資金を投ずるのは歓迎すべきでしょう。
 これは単純に株価があがるとか言う問題ではなく、資本市場において企業がある程度効率的に評価されなければ、誰も資本市場で資金を調達しようと思いません。そして、株をそれなりの評価で消化できたとしても、手数料が高ければコストアップにつながってしまいます。この部分をどうにかするには、やはり規模が必要です。個人・機関に加え、公的資金が資本市場に適度に流入することで株価は一段と効率的に形成されます。且つマーケットの規模が拡大し流動性が向上することで、発行する方も買う方も各種手数料が低下してゆくはずです。
 欲を言えば配当に対する課税をなくし、個人投資家の資金流入をさらに促すと良いと思います。株価がさらに評価され、年金の運用成績も上がり国民の所得その他に対する税負担も削減され、ついでに個人投資家も嬉しいという都合のいい妄想です。

2016.2.27 続きを書いたのでタイトルを変更しました。

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年金運用あれこれ

 7~9月期の年金運用が大幅マイナスになった推測記事がネット上に散見されます。7兆円とか9兆円とか、実際の数字が発表されていないのにもっともらしく流れていますが、平成13年から自主運用開始した運用収益は26年度末で61.8兆円、1Qで2兆円以上の運用収益を上げているのですから仮に7~9月期に10兆円の損失だったとしても50兆円以上の運用収益を上げている事になります。
 一方、低格付け債への投資も始めたようで、運用委託先18社を通じて格付けダブルB(投機的)以下の債券投資をするそうで、こちらは是非とも慎重にやっていただきたいところです。増配をしてくれそうな配当利回り3%以上の国内株式を買ったほうがいいんじゃないかと思うのですが。為替リスクもないですし。

 

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プロフィール

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。

株式投資を始め、バリュー投資に出会うことができて、本当に運がよかったと思っています。これからも長く地味に投資を続けて行きたいです。

投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。

日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。

投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。

どうぞよろしくお願いします。

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