7164全国保証の長期前受収益について

 マイポートフォリオの主力である7164全国保証について、私は四半期ごとに長期前受収益についてチェックしていますが、何故なのかを説明します。なお、私は住宅ローンの専門家ではないので、間違いも多々あるかと思います。以前にIRに問い合わせた内容から私が想像していることですので、記事の正確性に関しては万全を期すものではない事をご了承ください。

 まず、全国保証が1件30年の住宅ローンの保証を実施したとします。そこで保証料が入るのですが、その保証料は一旦負債項目の前受収益と長期前受収益に計上されます。同時に資産項目の現預金が増加します。そして、住宅ローンは年数が経過するに従って補償すべき金額が減少しますので、保証料は1年目がピークで、30年目が最も少ないはずです。今後1年以内にかかる保証料は前受収益に計上され、残りが長期前受収益に計上されますので、こんなイメージになると思います。(注:図は元金均等返済のイメージになっています。元利均等の場合は、もう少し膨らんだカーブになるはずです。)

20170509-1.gif

 さて、この後1四半期が経過します。前受収益の一部は営業収益として計上され、翌年の1四半期分が前受収益として計上されています。翌年にはローン残高が減少しますので、当然保証料も減少しますから、営業収益として計上された保証料よりは減少します。こうして、保証料は「長期前受収益」→「前受収益」→「営業収益」と移動していきます。

20170509-2.gif

 つまり、長期前受収益は今後数十年分の営業収益の源泉であり、今後の営業収益の傾向が高い確度で読めることになります。繰上返済が実施されれば直ちに反映されますし、保証残高の積み上がっても保証料などが改定されればそれも数字として表れることになります。言いかえれば1年以上先の売上予定額であり、一度この事を理解してしまえば、長期前受収益が増加し続けている限り安心して保有できます。

 住宅ローンの保証をしているからには、今後の景気の動向で返済が滞り、債務保証にかかる費用が増加するリスクがあります。この点については、そもそも赤字にならない保証料を設定している事と、貸倒が今までで最悪だった年度を基準に業績予想をしているため、それほど酷いことにはならないと考えています。実際、上場来問題ない実績を残しているので、今のところは安心して保有しています。もちろん完璧な企業やビジネスモデルはありませんし、個人投資家の調査などたかがしれているので、ポートフォリオ上はあくまでも分散投資の1つです。

 参考までに、2012年に投資した時の記事です。1198円を分割考慮すれば599円ですから、とんでもなく安かったですね(笑)。

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7164全国保証 4Q 配当上方修正

 マイポートフォリオの主力である7164全国保証より「平成29年3月期 決算短信」「2017年3月期 決算短信補足資料」「平成 29 年3月期配当予想の修正に関するお知らせ」がリリースされています。
 営業収益が+12.5%、各利益も2桁の上昇修正、何も言わずホールドします。私の拙い分析は省略します。
 毎回触れていますが、全国保証を成長株投資として考えるならば、営業収益が前年度比プラスであることと同時に、来年度以降の収益源である長期前受収益が前年度比プラスを確認することが必要だと考えています。なお、前受収益の増減は当該年度に計上されてしまうので考慮しません。こちらも前期を上回る伸びで全く問題なしです。

平成22年4月1日~平成23年3月31日 +5,125百万円
平成23年4月1日~平成24年3月31日 +6,962百万円(2Q時点で+3,049百万円)
平成24年4月1日~平成25年3月31日 +8,041百万円(2Q時点で+3,849百万円)
平成25年4月1日~平成26年3月31日 +7,873百万円(2Q時点で+3,718百万円)
平成26年4月1日~平成27年3月31日 +6,602百万円(2Q時点で+2,965百万円)
平成27年4月1日~平成28年3月31日 +10,633百万円(2Q時点で+4,565百万円)
平成28年4月1日~平成29年3月31日 +11,241百万円(2Q時点で+5,612百万円)

 そして、配当予想が再修正されました。中期経営計画でさらに先までの配当金の計画も公表されていますので、掲載します。今期予想74円が、私が長期的な目標としている年20%増にかなり近い(=+19.35%)のが嬉しいです。

【7164全国保証:配当の推移】
2012(H24)/3 4(800)
-----2012(H24)/9 1:100 分割
2013(H25)/3 予17(34)→予20(40)→21.5(43)
-----2014(H26)/3 1:2 分割
2014(H26)/3 予22(44)→30
2015(H27)/3 予32→48
2016(H28)/3 予51→55
2017(H29)/3 予55→修予61→62
2018(H30)/3 予74
2019(H31)/3 中計80
2020(H32)/3 中計86

 本日の終値4120円、予想EPS295円ですので予想PER14倍程度です。昨年3000円を切った時に何故買い増さなかったのかと後悔しまくりです。

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7164全国保証 東美濃農業協同組合と提携

 マイポートフォリオの主力である7164全国保証より「東美濃農業協同組合との保証業務開始のお知らせ 」が4月28日付でリリースされています。新年度入り2件目の提携で、中期経営計画に向けて順調に進捗している感じです。来週には決算発表で、大変楽しみです。

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7164全国保証 九州労働金庫と提携

 マイポートフォリオの主力である7164全国保証より「九州労働金庫との保証業務開始のお知らせ」がリリースされています。
 新年度入り早々に提携とは有り難いです。今期も多くの金融機関と提携し、かつこれまでの提携先からもさらに保証残高を引き出して、新中計の達成に向けて頑張ってほしいところです。
 今日はマーケットは軟調でした。私のポートフォリオも一部の銘柄を除いては軟調な推移だったため、それなりにやられました。ずっと上がり続けるマーケットはあり得ないと頭でわかっていても、時としてガツンとやられると嫌なものです。私も狙いは配当ですが、ポートフォリオの時価総額もそれなりに評価されて欲しいものですから。それは投資家の普通の感覚でしょう。私はそれを大事にしたいと思います。

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7164全国保証 上方修正

 マイポートフォリオの主力である7164全国保証より平成 29 年3月期通期業績予想の修正及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」「全国保証株式会社 次期中期経営計画について」がリリースされています。

 営業収益が+6%、各利益は2桁の上昇修正、まったく問題なくホールドします。

 毎回触れていますが、全国保証を成長株投資として考えるならば、営業収益が前年度比プラスであることと同時に、来年度以降の収益源である長期前受収益が前年度比プラスを確認することが必要だと考えています。なお、前受収益の増減は当該年度に計上されてしまうので考慮しません。3Q時点で平成26年度以前の通期分以上に積み上がってますので、今期はどれだけ積み上がっているのか楽しみです。

平成22年4月1日~平成23年3月31日 +5,125百万円
平成23年4月1日~平成24年3月31日 +6,962百万円(2Q時点で+3,049百万円)
平成24年4月1日~平成25年3月31日 +8,041百万円(2Q時点で+3,849百万円)
平成25年4月1日~平成26年3月31日 +7,873百万円(2Q時点で+3,718百万円)
平成26年4月1日~平成27年3月31日 +6,602百万円(2Q時点で+2,965百万円)
平成27年4月1日~平成28年3月31日 +10,633百万円(2Q時点で+4,565百万円)
平成28年4月1日~平成28年12月31日 +8,261百万円(2Q時点で+5,612百万円)

 そして、今期の配当予想の修正のほかに、中期経営計画で配当金の計画も公表されています。仮に計画どおり2020(H32)/3に86円が実施されれば、上場後の初配当である2013(H25)/3の21.5円と比較し7年で4倍になる計算です。前回の中計期間の実績は計画値も修正値も上回ったので、この調子で行ってくれないかと妄想中です。

【7164全国保証:配当の推移】
2012(H24)/3 4(800)
-----2012(H24)/9 1:100 分割
2013(H25)/3 予17(34)→予20(40)→21.5(43)
-----2014(H26)/3 1:2 分割
2014(H26)/3 予22(44)→30
2015(H27)/3 予32→48
2016(H28)/3 予51→55
2017(H29)/3 予55→修予61
2018(H30)/3 中計74
2019(H31)/3 中計80
2020(H32)/3 中計86

(追記)
 せっかくですので、前中計の振り返り(上記リリースの資料より抜粋)を見てみることにします。下のサムネイルをクリックすると、大きな画像が開きます。
20170321 全国保証.gif
 まあ、これを見る限りは心配なさそうです。そもそも全国保証の会社予想数値は、代位弁済などの状況が過去に最も悪化した年を前提として計画をたてているようなので、それだけ堅い見積もりと言えそうです。

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プロフィール

vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。

株式投資を始め、バリュー投資に出会うことができて、本当に運がよかったと思っています。これからも長く地味に投資を続けて行きたいです。

投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。

日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。

投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。

どうぞよろしくお願いします。

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