時間を大切にするならどんな投資がいいのか

 私はインデックス投資家さんのブログやツイートが好きで、ついつい見てしまいます。自分がそんなに売買が上手でなく元手をできるだけ確保するスタイルで何とかそこそこの資産になってきたこともあり、それならばいっそ経済の成長に自分の資金をゆだねてしまうという、投資にかける時間をできるだけミニマムにするインデックス投資の発想がとてもいいと思っています。たまに「インデックス投資家はブログを更新したり、手数料を調べたりちっともほったらかしじゃない」という突っ込みをする人もいますが、ブログ更新は趣味の問題だし、手数料の低い投資先を選ぶことが自分でパフォーマンスを左右する唯一の手段なのですから、そりゃあ調べるでしょう。どう考えたって個別株を調べたり株価をチェックする個別株投資家に比べたら、インデックス投資家さんの投資にかけている時間の方が少ないはずです。

 ただし、個別株投資であろうとインデックス投資であろうと、投資をスタートして軌道に乗るまでは、それなりに勉強するはずです。何より、投資対象にふさわしい個別株に行きついて投資をした効果(=パフォーマンス)はそれなりに絶大であり、かけた時間に対する効果は大きいと思います。同じ金額に到達するにしても元手が少なく済むということは、元本を稼ぐのにかかる時間も少なくて済むということになり、投資元本を稼ぐ時間も考慮すれば、投資に賭けるトータルの時間はさらに減少します。パフォーマンスをそれなりに上げられる実力がある方が運用するならば、個別株投資はそれなりに時間対効果は高い気がします(あくまで個人の感想で、検証したわけではありません)。逆に上手く行かなかったらお金をかけた時間つぶしになってしまうだけですが……それならば、マーケット全体にゆだねた方が時間をかけなくて済む、というのがざっくりではありますがインデックス投資の考え方でしょう。

 何度も書いていますけど、勘違いしてはいけない事として、個別株投資のパフォーマンスが良く見えるのは、世の中にネット上やマスコミで公開されるパフォーマンスは上手く行っている人たちばかりだからという点です。大多数の個別株投資家は上手く行かずに撤退していくとのことですから、個別株投資家のトータルのパフォーマンスはマイナスの可能性が高いです。もちろん、その大きな原因は個別株投資で資産を形成できるノウハウを得る機会がなかったからでしょう。もっとも、日本中の人が賢明な投資家になったら、逆に自分がそれなりのパフォーマンスを上げることができたかは怪しいところですが(笑)。
 その点、インデックス投資を正しく理解していれば個別株投資ほどのリスクはないと思うのですが、リーマンショック時は個別株投資に負けず多くの人が撤退したとのことなので、それなりに難しさを内包していると言えるでしょう。ちなみに、私はリーマンショック時には自分も大分やられましたが、自分に株式投資のことを丁寧に教えて下さった方が撤退しました(涙)。

 話がずれましたが、個別株投資もインデックス投資も、手法を理解するまではそれなりに勉強時間が必要ですし、投資を実際に始めてからも完全にほったらかすわけにはいきません。つまり、時間との比較で投資手段を決めるのは無理があり、自分に向いている投資は何かによって手法を選ぶことになると思います。

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生活防衛資金

 生活防衛資金についてはいろいろと考え方があると思います。
 もともとは木村剛著「投資戦略の発想法」(講談社刊)の中で著者が提唱されていたそうですが、私の中では「災害や解雇・長期休業など収入が途絶える事態になっても、投資資金に頼らず1~2年間生活が維持できる資金を普通預金として用意しておく」という考え方でやっています。
「いざとなったら保有株を売ればいい」「カードがあるだろう」「災害時は投資資金だけでなく預金もおろせなくなるだろう」と考える方もいると思います。しかし、災害発生時にネットに接続できなければ保有株を売ることもできないし、現金輸送車がストップしてしまうでしょうからカードでキャッシングができるとも思えません。しかし、例えば震災の発生時などは、一定の範囲で銀行が預金の引き出しに応じてくれていますので、比較的メジャーな銀行の普通預金にしておくのが賢明だと考えています。その銀行に自分がたどり着けないような事態になればもう諦めるしかありませんが……。
 生活防衛資金を確保すれば、資金効率が下がるのは確かです。実際、私も投資を始めた頃は同様の考えでしたので、預金をほとんど持たずにひたすら証券口座にお金を入れていきました。しかし、一定額の普通預金を確保しようと考えてからは、生活防衛資金を普通預金に積み立てながら投資用資金を入金しています。
 資産が大きくなってくると、保有する全ての資産に対する生活防衛資金の割合は小さくなり、資金効率の影響も軽微になって行きます。私は緊急時にカードでキャッシングしたり証券口座内の株を解約したりといったことを冷静にできる自信がないので、一定額の普通預金を持つことで安心を確保します。

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元手がいくらであろうと億達成すれば億り人

 タイトルがタイトルなので反感を持たれる方もいるかもしれませんが、異なる意見の方に喧嘩を売っているわけではなく、自分はこう考えているというだけですのでどうぞお手柔らかに。

 私は配当金収入で経済的独立を達成することを目標に投資を続けてきたので、1億円という金額には特にこだわりを持ちませんでしたが、それでも2013年に1億円を達成した時にはとても嬉しかったのを覚えています。高配当株のポートフォリオというわけではなかったので、その年の配当金収入はやっと100万円を超えた程度で、とても経済的独立を果たす金額ではありませんでしたが、時価1億円分の保有銘柄を高配当株に乗り換えれば大人1人が生きていくのに必要な配当金を得られるわけですから、目標は半分達成したも同然です。後は今まで通り資金の追加をしながら、保有銘柄の増配とともに受取配当金がまずは大人一人、その先には家族全員が幸せに暮らしていくだけの配当を得られる事を目標として、今も投資を続けています。

 さて、本題に戻りますが、私は本業を頑張り無理のない節約をして捻出した数千万円の元手を運用で増やしたわけなので、それほど株式の売買技術が優れていたわけではありません。以前、あるインデックス投資家の方が億を達成した際に、「ほとんどが運用益ではなく積立で賄っているのだからそれは億り人とはいえない」と批判した人もいました。
 しかし、それは当人にとってみれば余計なお世話で、インデックス投資はそもそも期待リターンが数%であることを前提にやっていると思いますし、私も運用能力が低いのをカバーするためにできるだけ元本確保に努めました。人それぞれ得手不得手があるので、その不得手が運用ならば、元本の調達に力を注げば良いだけです。そのインデックス投資家さんもご自身のブログで大学・大学院で専門分野を極めてしっかりとした企業に就職し「比較的高い給与を会社から頂けている」と書かれています。私は学歴や専門知識がないので比較的低い給与だったのを普通並みの給与になるよう頑張りました。

 個人投資家にとって、投資は資金運用能力を競うものではなく、経済的な面で幸せになるための手段の一つだと思います。ネット上には投資に対する様々な考え方が飛び交いますが、私はそういう考えもあるのかと受け入れて、自分に合ったやり方を探すだけです。正解は後にならないとわかりませんので。

 最後に、いつも書いていることですが、私は投資方針なんていつでも平気で変えます。何と言っても、今のやり方が間違っているかもしれないし、一度決めた方針を貫くことが利益につながるとは思いませんので。ただし、思いつきで何かやると大概損をすることは経験上確かなようです(笑)。変えないのは目標だけで、投資を通じて経済的独立を果たすことです。

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種銭稼ぎあれこれ

 投資でどうしても必要になってくるのが種銭、すなわち元手です。
 あっという間に10倍20倍になる株を見つけられるか、トレード力があるならともかく、私はそれほど売買が上手いわけではないと思っていたので、とにかく元手を貯めることを考えました。基本は「収入を増やし、支出を減らす」事です。どちらかでも良いと思いますが、両方実施すれば効果は倍です。

 ここからは私の個性の部分だと思いますが、収入を増やす面に関しては本業に注力し、収入源を増やすことはしませんでした。私自身は職場での評価はそれほど高くなく、昇進も昇給も平均程度でした。実際、ある取材で収入のことを聞かれ、「え、そんなに年収が少なかったのに種銭をxx円も貯めたのですか?」と聞かれたくらいです(笑)。
 私は職場のほとんどの人が諦めていた職場環境の改善を時間をかけて進めた結果、労働生産性が明らかに上昇し、その成果が認められて昇給につながりました。投資を始めた頃、職場の人は自分のスキルを磨き、自分ができる人になることを考えていました。一方私はそういう努力を怠りましたが、オフィスのレイアウトに着目して、出来ない人がやる気を出し、できる人はさらに仕事をやり易くすることを考えました。数字として結果が出れば、それを認めざるを得ませんから、私の給料が上がったというわけです。
 こういう形での収入増が多くの人に可能かどうかは難しいところですが、考え方は完全にバリュー投資と一緒でした。人が目を付けないところにチャンスがあるという考え方を持ち込んだ結果です。

 一方で、節約は保険の見直しとか、家の電球を一気にLEDに替えるとか、車は燃費で選ぶとか、スタートしてしまえばほとんど意識せずにできることから手を付けました。決して安くない無印良品とか好きなので、私は節約志向がないことは明らかです。そこで、意識しないとできない事は極力手をつけなかったのです。

 投資も種銭稼ぎも自分の性格に合ったやり方を選んだほうが継続しやすく、長年では成果が表れやすいと思います。

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キャッシュポジション

 私は運用中の資産に関してはほとんどキャッシュポジションをもっていませんでした。ちなみに昨年末は0.02%……まさに「財布の中の現金とどっちが多いか勝負!」みたいな金額でした。
 「資金を遊ばせとくのは勿体ない症候群」の私でしたが、今年2月には一気に10倍の0.23%に、そして現在は100倍以上の2.56%まで大きくキャッシュポジションを膨らませています。慎重な投資家さんと比べたら全然大きくないですが、何気に現金ポジションがこんなに膨らんだのは2013年7月の5.79%以来ですね。この時は保有半年くらいで割と上昇した全国保証を少し手放してキャッシュが一時的に膨らみましたが、翌年1月には再び0.06%まで下がりました。今では2割~5割くらい現金化されている投資家さんも少なくなく、自分としては多いと思っても一般的には少ない方でしょう。
 キャッシュポジションが膨らんでいる原因は、下方修正したプロトコーポを売った後、得られた資金での株の新規購入や追加購入に慎重だからです。ここ数年好調な相場も続いているので、ある程度現金を持ちたいと考えているのです。入金もしていますが、今年2月~3月に大型の出費を証券口座から支出しており、この分をあとから入金しているだけなのでプラマイゼロです。同時に生活防衛資金(投資資金外の預金)も増えています。
 経験をどんなに積んだ人でも、未来のマーケットの動向は誰にもわかりません。 私も先々の予想はするつもりはないので、「現金レスも不安だし、これくらい現金を持っていようかな?」という「感覚」だけで決めています。
 長年フルポジションで投資してきたので、何度も株価下落を喰らいました。高成長株をもっているわけでもないので、それ以外の時期が劇的なパフォーマンスだったというわけではありません。「これまで上手く行ってきたからこれからも上手く行く」ということはマーケットではありえないので、これからは配当を中心に少しずつキャッシュポジションを増やすつもりです。持ち株を売る気がないので、今後も何かあれば即座に喰らうということですが、ここは自分に合ったやり方を貫きます。機会損失を覚悟しつつ、自分の気持ちが落ち着く程度のキャッシュポジションを持つ、それだけです。

 いつも通りですが「自分の気持ちに正直に」投資を続けていきます。

2018.5.29 若干修正しました。

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プロフィール

vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。
投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。
どうぞよろしくお願いします。

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