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バリュー投資15年を振り返る

 先日、さらっと流してしまいましたが、せっかく先月末で株式投資を本格的に始めて15年経過したので、簡単に振り返ってみたいと思います。
 私は実家の父が多少株式投資に興味があったようで、家に投資の本とか四季報とかが多少置いてある環境でしたので、投資をすることが一般的ではないけれど、少しお金を貯めれば個人でもできると言う事は感じていました。株をやって見たかったのですが、学生時代にはお年玉やお小遣い程度では株は買えなかったため、投資信託を10000円単位で買って見たり、社会人になってからは日興証券の「るいとう」(個別株を1万円程度から、毎月一定金額づつ積み立てる投資商品)を利用したり、ある程度貯金ができたら単元株なども買ったりして数百万円程度になりました。
 就職して数年後、事情があって実家の住宅ローンを肩代わりしたのです。少しでも早く返済するために、給料のほとんどと投資で貯めた資金も解約し繰上返済しまくって、投資を始める2~3年前にはローンを完済したものの貯金はゼロ。当時は金利が良かった社内預金で一から積み立てを始めました。
 2004年に、職場の後輩に誘われてあるコンサートに行きました。早く着き過ぎたためホールの隣の書店に入り、バフェット本を見たのが投資の再スタートのきっかけになりました。帰ってからバリュー投資サイトをいくつか発見し、自分でもバリュー投資を始めてみました。その年は-15%でした。
 翌年2005年は+108%でしたが、ライブドアショックのあった2006年は-40%となり、2007年は多少戻したものの、2008年は元本割れすると言う切ない結果になりました。その間に株価はデコボコと変動するけれど入金される配当金は比較的安定しているという当たり前の事に気が付きました。
「配当が年20%増加すれば4年で倍、10年で6倍ですので、悪くないと思っています。」
 2007年末のブログにこんなことを書いていましたが、その後に受取配当金を毎年増やすような投資を考え、「できるだけ入金する」「増配してくれる株を買う」「配当の良い株に乗り換える」などの戦略を考えていったように思います。
 配当に着目して投資をしていくと、連続増配している株はそれなりに注目され妥当な株価が付きやすい事、単なる高利回りはマーケットがリスクを認識している可能性が高い事、増配することはそれなりにビジネスがしっかりしていないとできないと言う事を学びました。そこで、連続ではないけれど長年でみると増配傾向にある株、記念配などで連続増配が途切れた株、上場直後で実績はないけれど増収増益増配になりそうな株など、世間で一般的な高配当や連続増配銘柄には拘らずに買っていきました。投資の詳細はこのブログ13年分を見ていただければと思います(無理)。
 2017年には配当がそれなりの金額になり、優待も合わせると何とか生活できるレベルになりました。
 近年はポートフォリオや受取配当の安定性や分散投資の一環として、リート、インフラファンド、米国株も少し持っています。特にインフラファンドは「10年以上も商品を同じ価格で買い続けてもらえる」と言う通常あり得ないビジネスです。
 昨今の企業の業績が良かった事や株主還元に積極的なこともあって、2005年から20年かけてこれくらいまで配当を伸ばしていきたいなと思っていた計画をだいぶ上回って推移しており(下のグラフをご参照ください)、本当に有難いことです。また、資産の評価額も爆発的ではないもののそれなりに伸び、当初の期待を上回って推移しています。もちろん、これで満足することなく、今後も受取配当と資産額を増加させていくような投資を心掛けたいと思います。
20190701 配当金推移.gif

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テーマ : 投資日記
ジャンル : 株式・投資・マネー

感謝すべき相手

 私は2004年、まだ社内預金でしか資産形成をしていなかった状態でしたが、バリュー投資という考え方を知り、自分の資産の99%を株につぎ込むという荒業で投資を開始しました。その後、色々と迷った挙句に現在の日本の増配株をメインにしながら様々なスタンスの株を保有するというやり方に落ち着いています。
 投資のやり方なんて人それぞれ。財務諸表から保有資産を調べて株価が本源的価値を大きく下回っている銘柄を買って見直されるのを待つ人もいれば、企業の利益成長に伴う株価の大きな見直しを狙う人もいます。また、日々あるいは数日の値動きに賭ける人もいますし、予想数値と決算との乖離を狙う人もいます。それらを全部織り込んだ株価全体を投資対象とする人もいます。そして私のように配当狙いで株を買う人もいるわけです。
 結局のところ、投資に賭けられるお金や時間そしてリスクは人それぞれ違いますから、投資方法の正解は自分の中にしかありません。しかしながら、何故か自分以外の投資のやり方をしている人を批判する書き込みをネット上でよく目にします。自分が上手くいっているからと、人をバカにしたり不愉快にさせるような発言を繰り返す人もいます。そして、その大部分の人は、上手くいかなくなった時に黙ってしまいます。
 でも、自分の投資方法は誰に支えられているのかと考えてみたら、実は自分と相反する投資方法をしている人であると気が付くはずです。
 例えば、世の中にバリュー投資をする人しかいなくなったら、売買頻度は極端に落ちます。私なんか配当目当てで一度買ったら売らずに何年も持ったりしていますので、証券会社からは迷惑な存在に違いありません。そんな売買頻度の低い投資家ばかりだったら、現在のネット証券のようなリーズナブルな手数料は実現しなかったでしょう。頻繁に売買する人がいるからこそ、今の手数料は実現しているはずです。それに、取引があまりに少ないと、株価が本源的価値を織り込むのにかなり時間がかかってしまいます。
 マーケットが冷え込むと、市場参加者も減ります。しかし、そんな中でもパッシブ投資を心掛けている人は毎月ある程度の金額を積み立て続けるでしょうし、果敢なバリュー投資家もバーゲンセールはここぞとばかりに買うかもしれません。「買い手不在」などという間違ったタイトルのニュースが良く流れますが、買い手がいなければ株価はつかないはずで、何だかんだと売り手や買い手がマーケットにはいます。 
 様々なスタンスの投資家が様々な考えで売買するからこそマーケットは成立するのであり、異なるスタンスの投資家同士はお互い感謝すべき存在です。しかしながら、ネット上では異なるスタンスの投資家を疑問視する発言を良く見ます。自分のやり方が上手く機能した場合は、ここぞとばかり他の投資家や投資方法をバカにするような発言をする人が後を絶ちません。そして、上手くいかなくなった途端に口を噤み、そしてそれを責める人もいます。
 感謝まではいかなくても、自分が上手く行った時に上手くいかなかった人をバカにする必要もなく、自分が喜べばいいだけです。むしろ、人を責めるような発言を見た相手が株式投資が嫌になってしまったら、市場参加者が1人減ってしまいます。市場参加者が一人でも多い方がマーケットは厚みを増し、取引コストも軽減されるのです。その為にも、自分と異なるスタンスの投資家こそ大切にすべき存在であることを忘れてはならないと考えています。

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日本企業の賃金はなぜ上がらない?(以下略)

 TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。1月10日(木)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、株主への配当金と労働者の賃金の関係について解説したそうで、ツイッターで話題になりました。
----(以下、引用)-----
※本エントリーと関係ない部分を省略します。
◆株主への配当金がアップすると…
「駆け引きの関係にある」と言う、企業の株主への配当金と、労働者への賃金との関係を解説します。
生命保険協会調べのデータを見ると、日本企業が純利益から出す配当金の割合は、平成28年は28%。ここ数年は3割程度の横ばいが続いていますが、「平成19年より前はもっと低く10%台だった」とのことで、当時に比べると「(配当金の割合は)2~3倍に増えている」と言います。
それでも、アメリカ企業の配当金の割合は日本より大きく上回り、平成28年は40%にのぼります。「日本株の6割を保有しているのは外国人」とのことで、海外と日本の配当格差に対して「外国人投資家には配当金を増やしてほしいという強い願いがある」と言います。そして、日本企業は現在「(配当金の割合を)5割まで増やすことを目標としている」のだとか。
しかし、「配当金を増やすということは、賃金に回せるお金がなくなるということ」と指摘します。これが、日本が労働者の賃金を上げられない“深刻な理由”であり、格差社会が進む可能性があると示唆しました。
※本エントリーと関係ない部分を省略します。
----(引用終わり)-----
 ファンダメンタルに基づいて株式投資をまともにやっている人なら、下線部の大きな間違いに気が付き、これを堂々と地上波で流すことにオドロキだと思います。配当は賃金や借入の利息を支払い、納税した残りの純利益から分配されるのですから、配当を増やすために賃金を抑制するわけではありません。解説をしていた方はそれなりの学歴があるそうですから、それでもこういう認識であるというのは驚きですね。
 アメリカでは公務員や教職に就く人ほど積極的に資産運用をしているそうで、日本の識者といわれる人のレベルは残念な水準にあると言わざるを得ません。しかしながら、そのお陰で多くの人の誤解を招き、マーケットは未成熟なままです。米国より遥かに非効率で、それゆえ私のような凡人でもチャンスが残されていると思っています。
 そもそも資本家はリターンを得るためにリスクを覚悟で投資します。賃金と資本家の利益が相反する状況はその仕組みを採用した(=資本主義社会)時点でわかっているわけで、それが行き過ぎないように法律や最低賃金があるわけです。それを否定した社会主義がどうなったかを考えれば、完璧とは言えなくても資本主義経済はそこそこ理にかなってると思うのですが。
 そしてさらにいえば、証券会社で口座を開くだけで、資本家が本来負うべきリスクよりも遥かに小さいリスクで富を得るチャンスがあるのですから、日本は素晴らしい国です。

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2019年の抱負

 あけましておめでとうございます。

 2018年、一般的なサラリーマンと同等レベルの生活を営むのに必要な受取配当金を達成しました。2004年に本格的に株式投資を初めて以来、自分の収入と実力では20年以上(=早くて2024年以降)かかることを想定していたので、思わぬ前倒しの達成でした。上場企業の株主還元への前向きな姿勢が後押ししてくれたのは間違いなく、本当にいい時期に投資をさせてもらいました。

2019年の目標:増配銘柄を保有し、+10%の配当金増加を目指す

 昨年は配当金の一部を実家の家族に還元する余裕ができました。
 ザイオンラインの連載も3年目に突入、今後も月1回ペースくらいで続ける予定です。
 健康増進、生活充実、株はほどほどでいきます。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。

Value Investment since 2004 管理人 立川一


※参考:ここ数年の年初のブログです。

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日経平均1年8カ月ぶりの安値水準

----------引用開始---------- 
日経平均は1010円安と大幅に5日続落、今年2番目の下げ幅で1年8カ月ぶりの安値水準=25日後場
 25日の日経平均株価は前営業日比1010円45銭安の1万9155円74銭と大幅に5営業日続落。今年2番目の下げ幅となり、2万円を大きく割り込んで17年4月25日(終値1万9079円33銭)以来1年8カ月ぶりの安値水準となる。米政権運営への懸念から24日の米国株式が大幅続落し、円高・ドル安が進行した流れを嫌気し、リスク回避の動きが加速した。下げ幅を拡大し、後場終盤には一時1万9117円96銭(前営業日比1048円23銭安)まで値を崩した。日銀のETF(上場投資信託)買い期待を支えにやや下げ渋る場面もあったが、買い気は鈍く軟調な展開が続いた。

 東証1部の出来高は17億1656万株、売買代金は2兆6167億円。騰落銘柄数は値上がり27銘柄、値下がり2096銘柄、変わらず8銘柄。
 市場からは「日経平均が10月年初来高値から2割を超える下げとなり、本格的な下落相場になりかねないが、きょうの年内受け渡しを終えれば、需給面で回復しないでもない。もっとも、米国株安が止まらないと日本株売りも止まらない」(準大手証券)との声が聞かれた。
 東証業種別株価指数では全33業種が値下がり。業種別では、テルモ <4543> 、HOYA <7741> などの精密株や、小野薬 <4528> 、エーザイ <4523> などの医薬品株が下落。コマツ <6301> 、ダイキン <6367> などの機械株や、日水 <1332> 、マルハニチロ <1333> などの水産農林株も売られた。楽天 <4755> 、リクルートH <6098> などのサービス株や、トヨタ <7203> 、ホンダ <7267> などの輸送用機器株も安い。
 個別では、ティアック <6803> 、川西倉 <9322> 、ランドC <3924> 、ファインD <3649> 、宇徳 <9358> などが値下がり率上位。半面、銭高組 <1811> 、フルテック <6546> 、養命酒 <2540> 、ランビジネス <8944> 、日工 <6306> などが値上がり率上位。
(提供:モーニングスター社)
----------引用終了----------
 本格的に株式投資をやり始めて14年、何度もこういう目には遭ってきたのに、やっぱり資産の評価額が減るのは気分が悪いです。バリュー投資を心掛けていればこういう日こそ「やったぜ!絶好の買い場到来!!!」ってなるはずですし、配当狙いでも買値が安ければ安いほど利回りは良いのですが、年間に受け取る配当金を超える金額があっという間に溶けるのはやっぱり嫌なもんです。覚悟の上でフルインベストにしているとはいえ、実際には心の底では覚悟ができていないということですね。
 そんな中で数銘柄の損出しクロスを実施し、9434ソフトバンクを買い増し、1717明豊ファシリティを新規買いしました。来年受け取る配当に思いを馳せ、プライベートでは趣味に没頭して現実逃避をしようと思います(涙)。

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プロフィール

vis2004tachikawa

Author:vis2004tachikawa
個人投資家の立川一(たちかわ はじめ)です。
投資スタイルはバリュー投資からスタートし、最近はグロース投資に軸足を置いています。受取配当金の増加を重視し、良いビジネスを持ちキャッシュの創出能力のある銘柄に投資していきたいと考えています。結果として資産も緩やかに増加すると理想的です。日々の株価に、四半期決算に大いに一喜一憂します。基本的に短視眼的なのです。そんな自分の気持ちに正直に、でも投資はゆるやかに進めて、経済的・精神的に豊かな人生を目指します。投資をしながら「資金管理も含め自分が継続可能で長い時間軸で考えて勝ち続けることのできる手法を取っているかどうか」を常に確認します。
どうぞよろしくお願いします。

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